2012年3月3日土曜日

閏住(うるすみ)の菜の花---「菜の花や 奏楽のごと 日は海へ」荻風。---

伊予市の閏住(うるすみ)に行った。
国道378号沿いに、菜の花がきれいに咲いていた。
斜面に菜の花を植えているので、ボリューム感がある。
平面に植えていると、近づいて写真を撮ろうとすると、わりと花と花の間があいてスカスカしていて、花で一杯の写真が撮りにくいことが多い。
その点、斜面は、一面が花で埋まっている感じだ。




すぐ前のきれいな海は、今日は風が強いので、ちょっと白波が立って荒れ気味だ。


句碑を見つけた。あまり目立たないところに、ひっそりと立っている。



文字が見えにくいが、
「菜の花や 奏楽のごと 日は海へ」荻風。
と読める。

調べてみると、「荻風」とは、江戸時代中期の俳人で、「園田荻風」のことだろう。
旧双海町(現在は伊予市の一部)は、「日本一夕陽が美しい町」として、地元の若松進一さんが長年にわたって仕掛け続け、地域の活性化に大きな成功を収めたところ。

菜の花と夕陽を歌い込んだ、格好の俳句を上手に見つけてきたものである。

この閏住(うるすみ)から、ほど近いところに、JRの下灘駅がある。
かつては、一番海に近いJRの駅と言われ、寅さんをはじめとして、いろいろな映画にも登場した、けっこう有名な駅だ。
ここでは、9月に「夕焼けプラットホームコンサート」というのが、夕方から日没を挟んだ時間で開かれる。
まさに「奏楽のごと」、「日は海へ」入るのである。



1 件のコメント:

  1. 初めまして。
    いきなりのメッセージ大変失礼致します。
    私、毎日放送「プレバト」という番組の制作を担当しております
    株式会社オフィスクラインの柳と申します。

    今回、メッセージをさせていただきましたのは、番組で
    演者さんに俳句を書いてもらうというコーナーはございまして
    お題のテーマが「菜の花とバス停」ということになりました。

    インターネットなどでリサーチしているところ
    こちらのブログにたどり着き、写真を拝見させて頂きました。

    よろしければ、こちらの写真を使用させて頂くことは可能でしょうか?
    ご返答のほど、お待ちしております。

    下記に私の連絡先を記載しておきますので、ご連絡いただけると幸いです。
    何卒、宜しくお願い致します。


    オフィスクライン
    栁 将和
    〒108-0073  東京都港区三田1-11-22 SSTビル
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