白石の鼻は、松山市の高浜港と和気の中間、海沿いの道路に位置する、興居島に向かって突き出た鼻にあります。少し沖合に、大きくて白い石が立っているので知られています。一帯の海は、潮流が早いので、とてもきれいな所として有名。
「伊予のストーンヘンジ」(eブックランド社、篠澤邦彦、¥1,600)という本まで出しています。
神社の向こう側は、自然海岸のままで、大きな石がゴロゴロしています。
渡っていくのは、年寄りには少し危なっかしい所もありましたが、そちら側まで行って白石を見ると、大きな石を組み合わせた真ん中に、小さな隙間があって、向こう側が見通せます。
人工の巨石建造物と主張する人は、春分、秋分には、この穴を通る延長線上に太陽が沈み、陸上側には、そのための観測台が設置されていると主張しています。
ただ、向こう側には興居島があるので、隙間を通して日没が見れるわけではありませんが、日没間近の太陽光線が、隙間を通って、陸上の観測台まで海面を輝かせるという。
実際に今回現地に行って見てみると、石が思っていた以上に大きく感じました。仮にこれを人の手で築くとなると、かなりの労力と技術が必要でしょう。海の中に設置するとなると、なおさらたいへん。
昔の人の技術力からすると、とても難しいと思うのですが、それだからこそ、ストーンヘンジまで引き合いに出して、古代の未知のパワーに神秘を感じるのだと思います。
私には、これが自然の造形か、あるいは巨石建造物かの判断はできかねますが、古代人の人工物とみた方が、ロマンがあるのは確かです。
でも、そのことはさしおいて、当日は、素晴らしいお天気のもと、とてもきれいな海に接して、大変リフレッシュができました。
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